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日本代表MF久保建英の獲得に向け、レアル・ソシエダがレアル・マドリードと交渉をしているようだ。22日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 現在21歳の久保は2019年7月にFC東京からレアル・マドリードへ加入すると、同8月にマジョルカへレンタル移籍。その後、2020年8月にはビジャレアルへ、2021年1月にはヘタフェへ、そして2021年8月には再びマジョルカへレンタル移籍を果たし、2021-22シーズンはラ・リーガで27試合に出場したものの、1ゴール1アシストを記録するにとどまった。


 所属元のレアル・マドリードでのプレーも期待されているが、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エデル・ミリトンのブラジル人トリオでEU圏外選手枠の3枠が埋まっているため、2022-23シーズンも他クラブでのプレーが濃厚となっている。


 去就に注目が集まっている久保に対し、2021-22シーズンのラ・リーガを6位で終えたレアル・ソシエダが関心を示しているという。すでに15日から同選手の代理人とは連絡を取っており、17日にはオファーも提出されたようだが、この最初のオファーはレアル・マドリード側が拒否したことも伝えられている。それでも、2020年から久保の獲得に興味を示しているレアル・ソシエダは獲得を諦めていない模様で、2027年6月30日までの完全移籍での獲得を狙っているようだ。


 一方のレアル・マドリードとしては久保の出場機会が限られるようなチームへの放出を望んでいないほか、同選手のキャリアに対する決定権を失うことも望んでいないという。そのため、移籍形態は再びのレンタル移籍か、低コストでの買い戻しオプションが付随した完全移籍で放出することを検討していることが伝えられている。


 なお、久保に対してはレアル・ソシエダのほかに、セリエAやプレミアリーグのクラブなどからも関心があるようだが、果たして同選手は来シーズンどこでプレーすることになるのだろうか。